突然、目がかすんで見えにくさを感じているという方もいらっしゃると思います。
そもそも、目がかすむ原因は何なのでしょうか?
その原因は大きく分けると3つ挙げられます。
1つ目が目の「疲労」、2つ目が「加齢」、そして3つ目が目の「病気」です。
自分の目のかすみがどれに当てはまるかチェックし、その対処法についてもご紹介します。
原因①目の疲労
普段から目を酷使している場合、目が突然かすむことがあります。
テレビやスマホ、パソコン、ゲームの見過ぎ、やりすぎなどは目を疲れさせる原因となります。
普段からそうした細かい字や画面を見続ける習慣がある方は注意しましょう。
こうした画面を見続けると、目の筋肉に緊張状態が続き、目のピントの調節機能が低下してしまうことが分かっています。
その結果、目のかすみが生じることとなります。
さらに暗い場所でそうした画面を見続けるのは最もNGな行為です。
暗い場所で画面を見続けると、目の中で光を吸収し、視覚情報を脳に伝える物質の再合成が追い付かなくなります。
その結果、ものが見えにくくなり、目のかすみに繋がります。
またコンタクトレンズを長時間使っている場合も、目に負担がかかっています。
ごろごろするのに使用するのも目に負担がかかりやすくなるので、NGです。
対処法
テレビ、スマホ、パソコン、ゲームなどをする時は明るい場所で行うようにしましょう。
そして、長時間やり続けず、途中で目を休める休憩を入れましょう。
30分や60分に1回でも良いので、目を閉じて画面を見るのをやめたり、目薬を差したりして、目をいたわってみてください。
近くばかりを見ている場合は、少し遠くを見るのもオススメです。
またコンタクトレンズも必要な時だけ使用するようにしましょう。
外出から帰ってきたら、すぐにコンタクトを外すようにしたり、またカラーコンタクトレンズは目の負担になりやすいので、できるだけ普通のクリアなコンタクトレンズを使うことが良いでしょう。
原因②加齢
年齢を重ねると、目のピントを合わせる機能が低下します。
これが「加齢」による目のかすみの原因となります。
これは目のピントを合わせる役割を持っている筋力が衰えていくからです。
遠くのものははっきり見えるのに、近くのものはピントが合わず、見えにくくなり、ものがかすんで見えるということが生じます。
対処法
まずは眼科医の診察を受けましょう。
自己判断をせず、目の専門家である眼科医の診察を受けることで、対処法も教えてもらうことができます。
また、加齢が原因の場合でも、目の負担を減らすことは大切です。
できるだけ目を酷使しすぎないようにして、目を大切に生活をすることを心がけてみてください。
原因③目の病気
目のかすみは病気が原因の場合もあります。
目のかすみが気になる場合、「白内障」や「緑内障」などの目そのものの病気であったり、「糖尿病」や「高血圧」などの全身の病気の可能性もあります。
目のかすみはこのように原因により、治療法が大きく異なります。
突然の目のかすみによる症状で考えられる病気を以下でご紹介します。
ドライアイ
目の涙の量が少なくなることが原因で、目が乾燥し、目の表面に傷などが生じる病気です。
ドライアイの場合、目が乾きやすくなり、目がかすむので、自覚症状はあることが多いです。
症状が極めて重い場合、他の自己免疫疾患と診断されることもあります。
白内障
視界に白くフィルターがかかったかのように見えるのが「白内障」の特徴です。
白内障は水晶体が白く濁り、目がかすむように見えます。
またそれだけでなく、光をまぶしく感じることがあったり、明るい場所ではものが見えにくいという症状もあります。
緑内障
「緑内障」は視界が欠けたり、狭くなるなど様々な目の症状が生じる病気です。
緑内障は初期から中期にかけて自覚症状がほとんど現れないのが特徴的です。
そのため発見が遅れがちですが、手遅れとなると深刻な視力障害が生じることがあります。
対処法
突然目がかすみ、その状態が続くようなら、速やかに眼科医の診察を受けるようにしましょう。
自己診断をせず、専門家の診断をきちんと受けた上で、病気ならその治療を受けることが大切です。
病気は早期発見が大切ですので、少しでも目に違和感を感じた場合、早目に診察を受けるようにしましょう。
まとめ
突然、目がかすむ原因と対処法についてご紹介しました。
目がかすむ原因として、まず最初に考えられるのが、目を使いすぎて疲労させてしまっているということです。
特に現代はテレビ、スマホ、パソコン、ゲームと細かい字を見続けることが多いと思います。
目の状態を悪くしないためにも、途中で目を休めてあげて、そして明るい場所でそうした画面は見ることが大切です。
また加齢による目のかすみや、病気による目のかすみは自分では治療がしにくいと思います。
原因がそれに当てはまると思った場合、早目に眼科での治療を受けるようにしてみてください。
これ以上、症状が深刻にならないためにも、ぜひ早目に対処してみてください。